TDMにおける集団戦のセオリー
移転しました。
はじめに
勝てるチームにはリズムと流れがあります。負けるチームには敵機を倒そうと、ひとりで敵陣に突っ込む人がいます。Hawkenには一撃死がなく回復があります。他のFPSゲームと違い、一人のプレイヤースキルが勝敗をわけず、チームの協調性が勝敗を分けます。
チームにチームプレーを知らない方がいると6v6のところが、5v6かつスコアを相手に献上することになり、不利になります。
チームプレーができない初心者に憤りを感じているHawken上級者の方はこの記事を初心者の方に勧め、また初心者のかたはこの記事に書かれていることを忠実に守ってください。
記事中に書かれている用語で、わからない言葉があったらそれはわたしの造語です。記事の下側に用語集を入れておきました。合わせて参照してください。
TDMの勝利条件
TDMの勝利条件は敵よりもスコアを稼ぐことです。スコアは敵機を一機沈めるごとに1加算させます。合計で40スコアをもぎ取ったチームが勝利します。また制限時間15分内でよりスコアの大きいチームが勝利します。
勝つためのスコアの稼ぎ方
スコアを稼ぐ方法は色々あります、自分よりよわい敵との1v1、2v1での挟撃戦、6v4の殲滅戦などです。
TDMではチームバランス機能が働くので、チームに一番負担が少なく効率のよい戦い方は殲滅戦となります。
自分より弱い敵との1v1の場合、対峙している敵機と自分とのMMR差だけ強い敵が味方と交戦することとなり、味方の負担となります。
2v1での挟撃戦の場合、こちらに2人いるということは、味方は4v5での戦闘を強いられている可能性があります。
TDMの流れ
TDMには流れがあります。戦いの流れです。それは索敵→正面戦→側面戦→挟撃戦→殲滅戦です。心得のあるプレイヤーがいる試合では、その心得のあるプレイヤーが殲滅戦へ移行させようとしています。なぜなら殲滅戦には敵軍を一掃する快感があり、一番安全に効率よくスコアを稼げるからです。それに加え、敵軍を全滅させるとチームに勢いがうまれ、より敵を倒そうと、以前にも増してチーム全体で協調し合うからです。戦いにリズムと流れができあがります。
殲滅戦とは
殲滅戦とは、全体の装甲値が少なくなった敵軍を一人残らず刈り取ることをいいます。例えば、このような状況を殲滅戦と呼びます。
- MAPはバザー6v6のTDM
- 青丸は味方機を、赤丸は敵機を、黒の斜線は死亡を表します。
- 敵側の全体の装甲値は35%~40%
- 味方側の全体の装甲値は60%~80%
状況を思い浮かぶでしょうか。
TDMでは殲滅戦に敵を追い詰めたら勝つ
TDMにおいて、一番安全に効率よくスコアを稼げるのは殲滅戦です。なので、殲滅戦になるよう相手を追い詰める戦い方ができるチームが試合で勝ちます。
勝てるチームには流れとリズムがあります。索敵→正面戦→側面戦→挟撃戦→殲滅戦へとスムーズに移行し敵軍を一掃していきます。これは仲間と協力して試合を組み立てることのできる協調性のあるチームといえます。
負けるチームにはリズムと流れがありません。各自別々に行動し、一人で敵陣に突っ込み、集団で戦うことを知りません。
チームの協調性は敵を倒したい気持ちを自制し、グループアップを心掛けることで形になり始めます。チームがバラバラに動いて試合にならないときは、チャットで「Gather (集まれ)」「Group up(集まろう)」「take easy(あせるな)」などで呼びかけましょう。また、スコア一位の人の言う「if you wanna win that follow me(もし試合に勝ちたいなら俺について来い) 」は効果的です。
いかに殲滅戦へ敵をもっていくか
うまく殲滅戦を相手に仕掛けることができたら、6スコア差が付きます。これは全体の15%差、全滅一回分の差です。それなりに大きいです。
殲滅戦はスコア差をそれなりに引き離せて美味しい戦い方です。しかし、チームバランス機能やある以上、はじめから殲滅戦を仕掛けても殲滅戦はうまくいきません。殲滅戦をするには、前もって敵側の装甲値を削る必要があります。そのための正面戦→側面戦→挟撃戦です。
正面戦
正面戦では敵軍を一箇所に集め、膠着状態に持って行くことが目的です。この段階では火力で押し負けないよう敵味方の軍が一箇所に集まり始めます。戦いの最初の段階です。装甲が減った機体は後方へ回復に行くため前線を離れます。それが続く側の前線は下がります。
側面戦
側面戦では、敵の注意を分散することが目的です。敵側の注意を正面の味方機と側面の味方機にそらします。そうすることで敵側は火力を2箇所に分散せざる負えず、ますます前線が下がります。前線を下げた側は回復をしようと物陰や僻地に逃げ込みます。
挟撃戦
挟撃戦では、敵側の下がった前線を後方から押し込め、それ以上逃げれないようにし、味方機と共に装甲の減った敵を挟み撃ちにします。敵は挟み撃ちに合っているのでむやみに回復できず、もしも回復したら火力で押し負けるので、ますますジリ貧になっていきます。
そして、殲滅戦となります。
おわりに
試合の流れは索敵→正面戦→側面戦→挟撃戦→殲滅戦です。殲滅戦を仕掛けれるよう立ち回りましょう。
この記事では殲滅戦の面白さや有利さを紹介するため殲滅戦を強調しましたが、戦い方は他にもあります。しかし、チームプレーを学ぶ上で、この流れを知っているかいないかでは戦いの結果に大きな差ができます。ぜひ、戦いの流れを知って実際に相手に仕掛けてみてください。
ありがとうございました。
TDMの用語集
グループアップ・・・チームで集まること、チームで行動しようと呼びかけること
プッシュ・・・主にチームのダメージ源となり前線を押し上げる役、敵陣の装甲を削るのが役目。主に正面戦を担当。
キル・・・主に敵軍から回復のために離れた敵機を仕留める役、TDMではいくら敵機の装甲を削っても仕留めなければスコアに加算されないので、きちんとキルを獲るのが役目。
ドッグ・・・主に敵軍のコントロールをする役。敵軍を一箇所に押し込めたり、敵軍を分断させたり、リスポンコントロールをするのが役目。主に側面戦や挟撃戦を担当。敵が正面線を仕掛けていないのに挟撃戦をしないこと。
サポート・・・主に味方のカバーに入る役、プッシュの後押しや味方の後退や回復中の援護、レーダーやジャミングなどの設置が役目。主に正面戦と側面戦を担当。
ヒール・・・主に味方機の回復をする役、ヒール対象を的確に判断して回復し、自機を倒そうと狙ってくる敵機の追撃も避けるのが役目。
索敵・・・敵の位置を探ること
正面戦・・・敵と真正面から対峙して戦うこと
側面戦・・・敵の側面から攻撃をすること
挟撃戦・・・敵を挟み込んで攻撃すること
殲滅戦・・・全体の装甲値が少なくなった敵軍を一人残らず刈り取ること